2007年02月10日

メニュー会

 
二ヶ月に一度、第一日曜の閉店後は新メニュー会議です。

 
第一日曜の閉店後深夜1時半に正々堂に集まりそれぞれのお店のスタッフが新メニューを発表し
他店のスタッフ全員がそれを試食、採点していきます。
今回の統一食材は ゛内臓” です。 基本統一テーマ一品、自由テーマ二品の計三品の発表です。

 
各店のスタッフが正々堂の厨房に入り忙しく作り出します。試食は各五品づつ作ります。
皆、カウンターに並んで試食の出来上がりを待ちます。
いろんな料理が出てきます。皆、一生懸命です。皆、楽しそうです。
しかし、この日のメニュー会に私は(あれ?)、(ちょっと違うな?)と感じていました。
 
料理が出てきます。
統一食材の内臓は ミノ刺し、タン刺し、リードボー、心臓、ハラミ…
自由テーマは 和牛ロースのサラダ、日本そばのサラダ、鳥皮のサラダ、イチゴのムース等々…
個々が採点表をつけ、最後に一品づつ読み上げ その際の拍手の多さも採用基準になります。
 
私が読み上げていきます。
 

(じゃあ、拍手おねがいします!最初はミノ刺し!)

全員 「パチパチパチ」、「美味い!」、「あり、あり!」

(次はロースのサラダ!)

全員 「パチパチパチ」、「最高!」、「おれはありだな!」

(次はリードボーの葱焼き!)

全員 「パチパチパチ」、「食感おもしろい!」、「ありあり!」
 

皆一生懸命にやっています。それは私が痛いほどわかっています。
わかっているからこそ、あえて手を止め皆に苦言を呈しました…
 
(皆、 その拍手本当か?その拍手本物か?)
 

皆の顔が一瞬で曇りました…
つづけて一気にこう言いました  
 
(皆、ひとつひとつ食べて美味しいじゃダメじゃないか?
昇家という、焼肉の流れの中で食べて美味しくないとダメじゃないのか?
どこでもやっているような、タン刺しやミノ刺しが新メニューか?
皆、本当に自分が食べたいと思って作っているか?
本当に焼肉店で肉のサラダや、揚げ蕎麦のサラダ食べたいか?
これを絶対食べてほしいと思って作ったか?
お客様の顔を想像したか?)
 
厳しく言いました… 皆の一生懸命を無駄にしたくないから厳しく言いました… 
そして こう言いました。
 
(大事な物は自分の引き出し、知識、経験じゃないんだ!
絶対これを食べてほしい、何故ならば自分が焼肉店に行ったら食べたいから、あると嬉しいからと言う
発想なんだ!想像なんだ!気持ちなんだ!
それが俺達のオンリーワンの昇家プリンなんだ!)と、
 
そして最後にこう言いました。
(俺達は家庭の主夫じゃない!俺達はプロなんだ!)と。
 
まねする事はたやすい事だと思います。
生み出すことは大変な事です。だからオンリーワンなんです。
私は皆で力をあわせて 生み出して行きたいんです。 そんなチームでありたいんです。
お客様に見えないこんな場面こそ私達が努力する場所なんです。

 
私も一生懸命に話しました。 皆わかってくれたと思います。
これを機にもっともっと昇家は強くなり、美味しくなると思います。

 


 教訓    お金を頂く以上プロであれ!
 
       プロに上も下もない!

 
                                                   田中昇在

投稿者 shoya-admin| 2007.02.10コメント(0)

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