2008年01月20日
韓国からのビデオ
韓国から1本のビデオテープが届きました、
以前このブログでも触れましたが、皆さんご記憶にありますでしょうか?
韓国のテレビ局、MBC文化放送局による日本の焼肉店 ゛昇家” への取材、
全撮影終了後、゛韓国での放送後ビデオ送ります” 、そう言っていたのも忘れていたついこの間、
まさに忘れた頃にビデオが送られてきました、
早速、どういった番組であったのだろう、とビデオを回します。
オープニングは結構、かたい感じです、
ナレーションもかたいと言うか、真面目に作ってあると言うか、 さすがに国営文化放送と言ったところでしょうか、
さしずめこちらではNHKと近い印象を受けました、
簡単に内容はと言いますと…
韓国の焼肉文化の今と昔、在日による日本の焼肉文化の今と昔のドキュメントでありました。
まずは韓国、
韓国のオニャンと言う街は、そのオニャンカルビと言うカルビがとても有名で、
韓国中にその名が知れ渡っているそうです。
言ってみれば、日本で言う三重県は松坂市と言ったところでしょうか、
こちらの街は街自体が焼肉屋さんだらけ、
巨大な焼肉のテーマパークとは少し言いすぎかな、
焼肉特区として国から指定されている、焼肉特別区域だそうです、
そのオニャンで焼肉の祭典みたいなものを開催すると、全国から何万の人達が集まるのだそうです、
う~ん、さすが韓国パワー。
ビデオによりますと、
その昔、韓国の牛は今ほど肉質が良くは無く、どちらかと言うと固い肉質だったそうです、
固いので、薄切りにして甘辛く味付けをほどこして食べ出したそれが、
゛プルコギ” でありました、 韓国で焼肉とはこの ゛プルコギ” を指すのだそうです。
その後韓国の牛、いわゆる韓牛は改良を重ね肉質的にもとても良い物が出来る様になったのだそう、
肉質自体が非常に柔らかくなったので、昔のように薄く切ってタレで漬けおきで焼くよりも、
最近は厚く切って、塩で素材の味そのものを楽しむ、
そんなお店が随分と増えたようです。
勿論、どちらのスタイルのお店もテーブルの足が折れそうな位に運ばれてくる、
ミッパンチャンと呼ばれる無料の小鉢の伝統は今も継承されています。
韓国に行かれた方ならおわかりですよね、
キムチやサラダや練り物系、あれだけでご飯食べれます、はい。
そういった韓国の焼肉の流れが変わっていく中、隣の国日本の現在の焼肉事情とはいかに?
まずは日本の焼肉の発祥から、
その昔、朝鮮、韓国から渡ってきた在日一世達が食べるものがなく、当時市場に捨てられていた、
牛の内臓肉、これを甘辛いたれで揉みこみ焼いて食べたそれが、まさに日本の焼肉の原型、
そして現在、
場所は尾張名古屋、店の名前は昇家、
スタイリッシュで女性同士でも気軽に入れる焼肉のイメージを変えたお店(あくまでもビデオより…)
店内の案内が流れていきます、
どうやら私の知らない間にお食事中のお客様にインタビューをしていたようです、
その女性のお客様はとても好意的に受け答えをされています。
この場をお借りして御礼申し上げます、ご協力ありがとうございました。
すると、またまた私の知らないところで社員のインタビューが、
矢場町店の料理主任、樋口が語っています、
画面の向こうの樋口はとてもかっこいい事言ってたなぁ、
いつもよりも凛々しく、頼もしく見えたほどです、
韓国のテレビ画面のそこには私達の ゛日常” が映っていました、
営業会議、主任会議、朝会、社是唱和、朝礼など…
私達を知らない韓国の人たちはこれを見たらどう思うのかなぁ、
画面上には日本の猛烈なお店に映っているのかなぁ、
いや、そんなことはない。
だって、正しい事の原理原則は万国共通のはずだから、
最後に私のインタビューが流れます、
本部で撮影された私の画面の下には私の言葉を訳す韓国語のテロップが…
自分の焼肉への思い、自分なりの在日としての生き方みたいなものをお話しました、
ふとテレビの向こうの自分を見ていると、
改めて思うところありました、
それは…
やっぱり、自分は韓国人ではなく、日本人でもなく、在日人なんだな、って事です。
韓国人の私が話す日本語の下には韓国語のテロップが…
そこで思いを語る在日3世の焼肉ラブ、
きっとこれを見る韓国の方たちは、私を韓国人でもなく日本人でもない、そう思うことでしょう、
私は常々、在日人だと公言しています。
国籍と性別だけは自分で決めてこの世に世を受けることはできません、
であれば、何人であれ自分の生まれた境遇、育った環境、与えられたその場所で頑張るしかない、
私達にはいつも国と国籍の問題がつきまといます、
でも、大事な事は ゛人” として頑張ること、
パスポートの色ではなく、その ゛人” が素晴しい人である事、
そんな ゛人” が在日の ゛人” だったらいいなぁ、
そんな ゛在日人” にならなきゃな、
と、画面の向こうの自分に約束と言えば、かっこよすぎますかね、
私の名前は ゛昇在”、昇る在日と書きます。
在日として駆け昇る、そんな気持ちになれた一本のビデオテープでした…
名前負けしないように、しなきゃ
教訓
料理こそまさに文化だ!
田中昇在
投稿者 shoya-admin | 2008.01.20|コメント(0)
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