2008年02月18日

市場見学

 
各店店長、主任、本部長、私の計12人での見学です。

 
 
昔は名古屋は中川区高畑にあった、名古屋屠場。
去年新しく、最新設備の施設となり名古屋は南区へと移転しました。
新しい南部市場に見学の申し込みをいれ、皆で出かけることにしました。
朝の9時40分待ち合わせ、車5台連ねての新市場見学です。
 
 
到着してビックリ!
゛実は1年前の今日、まさにオープンしたのです”と、担当の方に聞いて、
何も知らずに来たのに、
゛やっぱり、肉に縁があるんだなぁ”と、強引にこじつける私…
 
 
建物は昔のそれと比べると、比較にならないほど立派です。
きれいな会議室にて、しばしの館内説明とビデオ鑑賞を終え、いざ市場見学へ、
私が本部長と行った昔の名古屋屠場とは違い、近代的で清潔感あふれるそこは、
照明も明るく、いわゆる昔の殺伐(さつばつ)感みたいなものは皆無です。
 
 
今はガラス越しで通路からしかラインを見ることが出来ません。
両サイド、片側が大動物(牛)、片側が小動物(豚)のラインになります。
初めて、牛や豚の解体を目にするスタッフも多く、皆興味津々の様子、
午前中で、牛が終わってしまうので約一時間位の見学でありましたが…
 
 
まさに現場と言いましょうか、とても有意義な勉強の時間になりました。
途中、私が本部長の山本にこう言います、
 
 
 ゛今となっては、昔の名古屋屠場見学したのは貴重な体験だな”って…
 
 
すると、昔一緒に見学に行った山本も、
 
 
 ゛今となってはホント、そうですね”、
 
 
昔、私達が勉強に行った高畑の名古屋屠場は、
近代的とか、衛生的とか言ったそんな言葉とは程遠く、
場所も今のような工業地帯ではなく、
どちらかといったら、住宅街の真ん中にそれはありました…
 
 
今のように全てがオートメーションではなく、
人と機械の共同作業、と言ったほうが適切であったと思います。
今と違って、ガラスの向こう側、
目の前で行われていく、と畜解体作業、
 
 
牛の鳴き声、鉄砲の音、シャワーの音、チェーンソーの音、そして熱気…
それら全てが私が生まれて初めて体験した、゛生命” そのものでした…
感動する私に屠場のおじさんがこう言いました、

 
 ゛よし、お前気に入った、ついて来い!”
 
 
私は、言われるままについていきました、
階段を一段、二段と上がって行きます、
そこは、牛の眉間に銃を撃つ場所でした、
牛が沢山、順番待ちで並んでいる場所でした
 
 
私と牛との距離は10センチもありません、
牛の息が、体温が、その大きさ全てが感じ取れる距離です、
そこで、そのおじさんは眉間を撃ちます、
すると倒れる牛…
 
 
暴れないよう、すぐに手足を落とします、
次に頭を落とし、神経を抜いて、吊るし、皮をはぎ、お腹をさいて内蔵を取り出し、
半分に割って、シャワーで洗って…
その作業の、その工程の一つ一つに ゛生命” を感じずにはいれませんでした…
 
 
落とした内臓は滑り台で、地下の内臓用作業場へ、
そこに落ちてくる、お腹から出たばっかりのとてつもなく大きな胃、
とてつもなく長い腸、それら全部がまだ温かくて、
その熱気が、その臭いが、 まさに ゛生命の息吹” そのものような感じでした…
 
 
今はもう、と畜解体はガラスの外からしか見学できないそうです、
内臓に至っては、見学も出来ないそうです、
当時、目の前で次々と解体される牛達を見て、
この食肉によって、皆が生きてる、生かされてるんだなぁ…と、
 
 
素直にそう思えました、
只、只、 ゛ありがとう” 、そんな言葉しか出てきませんでした、
その日から、食肉、焼肉、肉に対する考え方、より強くなったと思います。
自分達はこの貴重でありがたい ゛魂” にたずさわる商いなんだと、考えるようになれました、
 
 
今回の見学は最新の施設で、温度や音みたいなものは感じることはできませんでしたが…
ガラス越しにまたまた教えてもらいました、
 
 
 
 
 生命の尊さ、ありがたさ…

 
 


 
 教訓
 
 
 
 
 
 
生命に感謝!

 
 
 
 
 
 
                                                  田中昇在

 
 


 
 

投稿者 shoya-admin | 2008.02.18コメント(0)

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